猫は手がかからないペットだとは言われていますが、実際にどれくらい正しい飼い方をご存知ですか?
例えば、牛乳、あわび、青海魚、甘いもの、塩分が多いものは猫に食べさせていけません。またたびは、高齢の猫には少量でも危険です。
このように、知らないと大変なことになってしまう場合もあります。
でも、ご安心ください。万が一の場合は、獣医さんがいるので猫の飼い主は基礎的なことさえ覚えておけば大丈夫です。
- 猫を飼うのに年間いくらかかるの?
- まずは、何を準備すればいいの?
- トイレのしつけはどのようにするの?
- 子猫には牛乳をあげていいの?
- 病気になったらどうすればいいの?
など。
この記事では、猫を飼うときに気を付けたいことを、5分以内で簡単にご紹介します。
これから猫を飼う方はもちろん、すでに猫を飼っている方も是非ご覧ください。
猫を迎える準備
猫にとって人間に飼われることは、とても大きな変化です。人間にとって、全く見知らぬ他人の養子になるようなものです。好奇心と、期待と、不安と、混乱が混ざった複雑な感情になるでしょう。子猫ならなおさらです。
だから子猫を家族に迎えるときは、ぜひ子猫が快適に過ごせる環境を整え、温かく迎えてあげ下さい。
最低限準備したいものリスト
- 猫のトイレ
- 快適な寝床
- 水とエサの皿
- 爪とぎのおもちゃ
- 安全なおもちゃ
- 毛の手入れ用品(シャンプー、ブラシ、くし、ファーミネーター)
- 首輪と迷子札(またはマイクロチップ)
- キャリーバッグ・キャリーカート
トイレはなるべく人目につかないところに置いてあげてください。猫だってプライバシーは大切です。
子猫は家に着いたばかりのころは緊張して隠れてしまうかもしれません。でも、誰も見ていないときには安心して家の中を探索します。家の中に猫が隠れられるスペースを作ってあげてください。隠れるスペースがあると安心します。もし、家具などの隙間に隠れる場所がない場合は、段ボールで人工的に隠れる場所を作ってあげましょう。
定期的に獣医さんに連れて行く
猫を飼い始めたらすぐに獣医さんに連れて行きましょう。まずは、寄生虫がいないこと、先天的な病気を持っていないことなどを確認し、獣医さんにいつ去勢手術をすべきか、また去勢手術をすべきかなどの相談もします。必要なワクチンも打っておきましょう。ほかにもペットを飼っている場合は、新しいペットがほかのペットに病気を移す可能性もあります。相談に乗ってくれるかかりつけの獣医さんを見つけると安心です。いい獣医さんは、猫のトイレの選び方、しつけかたなどの相談にものってくれます。
健康な食生活をこころがける
人にも猫にも「健康に良い食品」はありません。過ぎたるは猶及ばざるが如し。あるのは「健康的な食生活」です。
子猫は成人した猫よりも2,3倍のカロリーと栄養が必要です。特に必要なのはたんぱく質です。育ち盛りの人間の子供も同じですね。子猫には、子猫用のエサをあげましょう。
また、ミルクのあげすぎには注意してください。生後4週間のうちは、親猫による授乳だけで十分です。子猫が離乳期に入ったらミルクは上げないでください。下痢をする可能性があります。また、水の代わりにミルクをあげると脱水症状になる恐れがあります。
猫が住みやすい環境を作る
遊び好きな猫にとっては、ご自宅全体が遊び場です。人間の子供と同じで、子猫も好奇心旺盛だけど、注意力はありません。間違って毛糸を食べてしまったり、あなたの薬を飲んでしまったり、猫にとって有害な観葉植物を食べてしまったり、ケーブルにからまったりする恐れがあります。台所の棚は、猫に有害な洗剤がたくさんあるので特に注意が必要です。
子猫は好奇心旺盛で小柄なのに子猫も意外とジャンプ力がありあす。どんな小さなすきまに入るか予想がつきません。猫を飼い始める前に、家全体を見回して、ケーブル、たな、洗濯機、食器乾燥機、台所などをくまなく確認し、猫にとって安全な環境づくりをしましょう。
子猫のしつけ
猫は犬と違ってしつけができないと言われていますが、それは誤解です。犬よりもしつけは大変ですが、ネコ科の動物はとても賢いので、 訓練をすれば芸も覚えるし、トイレのしつけぐらいは簡単にできます。子猫を家に迎えたら、すぐにしつけを始めましょう。猫のしつけのキーワードは、「忍耐」と「ご褒美」です。ちなみに、人間のトイレを使い、水で流すことだって訓練次第は覚えますよ。
猫と信頼関係を築く
猫にも感情はあります。暴力をふるえば人間を恐れてひっかく猫に育ち、愛情を与えれば愛情を返してくれます。猫は家族の一員なので、愛をもって接したいですね。
子猫を家に迎えたら、すぐに愛情を注いであげましょう。一緒に昼寝し、テレビを見ている間は抱きかかえ、一緒に遊んであげましょう。
生後12週間前の猫はワレモノ注意です。壊れやすい陶器を扱うように、優しく扱ってあげてください。お子さんがいる家庭は、お子さんに猫を乱暴に扱わぬように注意しましょう。猫があなたを優しい親だと思えば、猫は喉をゴロゴロ鳴らして甘えてきます。これが猫が一番かわいい瞬間ですね。
とはいえ、四六時中猫と一緒にいることはできません。だから、お隣さんやペットシッターに頼んで留守中の面倒を見てもらったり、それが難しい場合は、ペットカメラで猫と話したり遊んだりするといいでしょう。レザーポインターで猫と遊んだり、猫に声をかけることができるペットカメラもあります。もし、忙しくてペットカメラで猫と遊べない場合は、自動でレーザーポインターが猫と遊ぶこともできます。
猫は「さびしい」と言葉で伝えることができません。でも、さびしいと感じます。
でも、お世話が多少大変でも、とにかく猫はかわいいですよ。きちんとしつけと準備をすれば、何年もあなたに幸せを運んでくれるでしょう。